仕事から帰ったあと、献立を考えて、買い物をして、料理と片付けまで行うのは大変です。そんな日は、無理にいつも通り自炊する必要はありません。
夕食を「作る・買う・温める」の3つに分け、その日の余力で選べるようにしておくと迷いが減ります。疲れている日は買う、少し動ける日は温める、余裕がある日だけ簡単に作る、で十分です。
自炊がめんどくさい日は、料理より判断が負担になりやすい
帰宅後の夕食には、献立を決める、足りない食材を買う、調理する、食器を洗うという複数の作業があります。「何を食べるか」を帰宅してから考え始めると、一つひとつは小さくても負担が重なります。
まずは毎日自炊することを目標にせず、夕食を用意できたら合格と考えましょう。外食や惣菜、冷凍食品も、時間を確保するための選択肢です。
迷ったら、残っている余力で3つから選ぶ
ほとんど動けない日は「買う」
帰り道で弁当や惣菜を買い、帰宅後の作業を食べるだけにします。主食とおかずを全部そろえようとすると迷うため、次のような組み合わせを2〜3通り決めておくと選びやすくなります。
- おにぎり+総菜+即席みそ汁
- 弁当+カット野菜
- パン+スープ+ヨーグルト
買った食品は、パッケージに書かれた保存方法と期限を確認してください。すぐ食べない場合は長時間室温に置かず、表示に従って冷蔵庫などで保存します。
電子レンジなら使える日は「温める」
冷凍ごはん、冷凍うどん、レトルト食品、冷凍のおかずなどを組み合わせます。全部を一から用意せず、主食とおかずのどちらかを温めるだけにすると続けやすくなります。
常備する量は、冷凍庫に無理なく入る1〜2食分から始めます。種類を増やしすぎると在庫管理が増えるため、よく食べるものを少量ずつ補充する形が簡単です。
10分ほど動ける日は「簡単に作る」
包丁や複数の鍋を使わず、工程を減らします。たとえば、卵かけごはんに即席みそ汁を添える、冷凍うどんに卵や冷凍野菜を加える、フライパンで肉や魚とカット野菜を一緒に加熱するといった方法です。
レシピを増やすより、「これなら作れる」という定番を3つ決めるほうが、帰宅後に考える時間を減らせます。
平日の夕食をラクにする準備
買い物では「一食が完成する組み合わせ」を補充する
食材を単品で考えると、献立を組み立てる作業が残ります。主食、すぐ食べられるおかず、汁物などを一組として補充すると、帰宅後に選びやすくなります。
買い置きは増やしすぎず、次の一食を助ける量から試しましょう。食べ切れなかったり、冷凍庫がいっぱいになったりするのを防げます。
ごはんや作り置きは一食分ずつ保存する
多めに作る日は、帰宅後に取り分けなくて済むよう、一食分ずつ分けて保存します。厚生労働省「家庭での食中毒予防」では、残った食品を清潔な器具や皿で扱い、早く冷えるよう浅い容器に小分けし、温め直す際は十分に加熱するよう案内しています。
無理に休日を作り置きで埋める必要はありません。夕食のついでに一食分だけ多く作る方法でも、翌日の負担を減らせます。
主食の準備だけが続かない場合は、一人暮らしでご飯を炊く回数を減らす方法で、炊飯頻度と冷凍の決め方を確認できます。
洗い物を増やさない
ワンプレートに盛る、調理した容器から取り分ける、キッチンばさみやカット済み食材を使うなど、使う道具を少なくします。料理そのものより片付けが負担なら、作る品数を減らすほうが効果的です。
買う・温める食事を選ぶときの注意点
市販品や冷凍食品を使うときは、商品ごとの保存方法と加熱方法を確認します。電子レンジの加熱時間は、商品の表示や機種によって異なります。
作った料理や開封した食品は室温に長く置かず、保存した料理を食べるときは十分に温め直してください。時間が経ちすぎた食品や、少しでも状態が怪しい食品は食べないようにします。
よくある質問
毎日自炊しないと食費が増えませんか?
買う回数が増えると支出は変わりますが、疲れて食材を余らせる場合は、自炊だけが必ず安いとは限りません。まず1週間だけ「作る・買う・温める」を記録し、使った金額と捨てた食材を合わせて確認すると、自分に合う割合を決めやすくなります。
何を常備すればよいですか?
最初は、主食1つとおかず1つで十分です。冷凍ごはんと冷凍のおかず、冷凍うどんと卵など、普段食べる組み合わせを1〜2食分用意します。使ったら買い物メモに追加するだけにすると、在庫管理も複雑になりません。
休日にまとめて作るべきですか?
休日の負担になるなら、まとめて作る必要はありません。余裕がある日の夕食を一食分だけ多く作る、市販品を組み合わせるなど、平日と休日のどちらにも負担が偏らない方法を選びましょう。
休日の作り置きを減らす具体策は、作り置きで休日をつぶさない5つの方法でも紹介しています。
まとめ
仕事帰りに自炊がめんどくさい日は、残っている余力に合わせて「作る・買う・温める」から選びます。まずは帰宅後に迷わないよう、自分が食べやすい組み合わせを3つメモしてください。
毎日きちんと料理することより、無理なく夕食を用意できる仕組みを作ることが、忙しい一人暮らしをラクにします。

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